自衛官候補生前期教育終了式

自衛官候補生前期教育終了式諸々
自衛官候補生前期教育終了式

郡山駐屯地 自衛官候補生採用試験

子供の自衛官候補生採用試験は郡山駐屯地で受けました。

福島駐屯地 自衛官候補生前期教育終了式

子供が自衛官候補生になり、今日(17.06.25)はその前期教育修了式でした。
これで、晴れて二等陸士となり、正式な自衛官になるという節目になります。
この前期教育において、何人か辞めていくと聞いてましたが、子供のいた駐屯地の前期教育では誰一人辞めることなく終了式を迎えられたという事でした。しかし、話を聞く限り、よくまあ、みんな頑張ったっという感想です。若さがあればこそ、できることもあります。

今後、それぞれの配属先にて後期教育が約3カ月行われるわけですが、ウチの子の配属先は第1空挺団(習志野)になりました。希望を出しているとは聞いてましたが、選考の厳しい部隊という事で難しい(無理かな)と思ってました。今年はこの駐屯地からは3名の配属があり、欠員が多かったのかもしれません。

後期教育の後、降下基礎訓練の5週間を経て空挺隊員になれます。
この後期教育、全国から体力自慢が集まってくることもあって、他地域での後期教育よりかなりハードルが高いようです。前期教育中に体力検定があり、第1空挺団にはALL1級なんてのもくるそうで、ウチの子の場合、この後期教育をこなすことが目下の課題になります。第1空挺団の後期教育では、怪我により訓練が継続できなくなる、訓練に嫌気がさす(根があがる)、検定に落ちるなどで、原隊復帰(前期教育の駐屯地に戻る)してしまう事もあるそうです。降下基礎訓練では、飛び出せない(飛行機やヘリに乗って、結局、飛行機やヘリで帰ってきてします)事で、原隊復帰してしまう事もあるようです。

第1空挺団は日本式に言えば落下傘部隊で、国内唯一の部隊です。パラシュートによる降下ばかりではなく、ホバリングするヘリコプターからロープによる降下などもありますが、部隊としては、目的地に降り立ってからが作戦の開始(救助にせよ、保護にせよ、戦闘にせよ)となり、降下してからの高い作戦遂行能力が求められているようです。調べますと10km程のランニングから訓練が始まるそうで、もし、子供が空挺隊員になれたなら聞いてみたいと思っています。

祝賀会食の料理です。
基地内を勝手に写真撮ってはダメと子供に注意を受けたので。

自衛官候補生前期教育終了式 祝賀会食
自衛官候補生前期教育終了式 祝賀会食

基地内の行動は制限されます。
決められた敷地内のみ移動可能です。

自衛官候補生前期教育終了式 祝賀会食
自衛官候補生前期教育終了式 祝賀会食

席は決まっています。
食事を楽しみます。

自衛官候補生前期教育終了式 祝賀会食
自衛官候補生前期教育終了式 祝賀会食

基地の食事のちょっと豪華版という感じでしょう。
そのままかもしれません。
牛乳がついて健康的。

任期自衛官について

「任期制自衛官制度」に登用された任期のある自衛官の事です。陸上自衛官は1年9ヶ月(一部技術系は2年9ヶ月)、海上・航空自衛官は2年9ヶ月を1任期(2任期目 以降は各2年)として勤務します。
登用後の最初の3ヶ月は「自衛官候補生」で、前期教育を受け、無事に教育完了した後、任期制自衛官になります
公式になっていないかもしれませんが、陸上自衛隊では、最大3任期(昔は4任期)まで、希望すれば任期更新されました。
各任期毎に、「任期満了金」が支給されます。
これは、退職金に相当し、会社で言う、退職、再入社になります。
前期教育の終了後、希望部隊へ配属(希望が叶う場合)され、その後、部隊毎の後期教育が行われます。部隊によっては後期教育より更に後に部隊教育があり、第一空挺団の場合、「降下基礎訓練」が5週間ある、という具合です。

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