ふくしま藁の文化 福島県立博物館 秋の企画展(会津若松)

イベント

わらってすげえんだから!

会津弁でのキャッチフレーズがなんて心地よい(笑)

昨年参加したライフミュージアムネットワーク2020。スタディツアー・連続オープンディスカッションの第2回の舞台は柳津でした。「清の眼 根っこの眼 それぞれの地域学」と題され斎藤清美術館にて開催され、福島県立博物館(以下、県立博物館)の学芸員、大里さんの紹介されたニンギョウマンギョウ行事のダイナミックな藁人形にとても驚いたものです。

柳津町西山の山の奥にある冑中(かぶちゅう)地域で2月2日に行われる藁人形の行事は、2メートルは超えるほどの大きなもので、男女とわかるようにつくられた2体の藁人形を燃やします。音で聞くニンギョウマンギョウの不可思議な感じは強く残っていたのですが、まさに本物が県立博物館で展示されていたのです。かっこいい!

藁は私の住んでいる地区が田んぼのある農家が多いところなので、20年以上前に移り住んだときから、稲刈りのあとの藁を身近にみてきました。まぁ、文字通り見ていただけですが、春から秋にかけての田んぼの風景は毎年見飽きず眺めていました。それにしても、藁の万能さについて、ライフミュージアムネットワークがあってこそ気づけました。

なので、秋の企画展のテーマが藁と知ったときは、楽しみ倍増でした。どんな藁をみることができるのか。稲刈りの季節の企画展というのも、タイミングぴったりです。

石川町八又の「トシナハリ(年縄張り)のお人形様 動きがあってめごい!
収穫感謝を祈る行事で新藁の洞をつくるそうです。これはわら製屋敷神とわらづと 神聖なものを感じます

長年くらしの中に息づいていた藁の魅力、おもしろさ、すごさが堪能できる企画展。ぜひぜひ足をお運びください。

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