NIPPONIA 楢山集落 十五夜(MITSUKINO)に宿泊 西会津

楢山集落、納屋をリノベーション「聖 - HIJIRI 」と「十五夜 - MITSUKINO」宿泊
楢山集落、納屋をリノベーション「聖 - HIJIRI 」と「十五夜 - MITSUKINO」

第37回福島県建築文化賞

NIPPONIA 楢山集落は、2022年 第37回福島県建築文化賞(全11作品)を受けました。
おめでとうございます。

第37回福島県建築文化賞受賞作品 - 福島県ホームページ

NIPPONIA 楢山集落

2019/12/31-2020/1/1 年越しに利用しました。
西会津町奥川郷にある2軒の楢山集落(ならやましゅうらく)は他所から訪れる人にとって、世相を忘れる絶好のロケーションです。
宿泊したのは、納屋を宿にリノベーションされた十五夜(MITSUKINO)。
落ち着いた土と木の気配、澄んだ空気が心のリフレッシュに最適。何より、独特の時間が流れていて、そこにいる感じがとても良かった。
楢山集落 -Narayama “Planetary” Village- 公式FB
TV無し、時計無し、食事無し、電源あり、WiFiあり、キッチン(食器、調理器具、調味料)ありです。

場所(アクセス)

西会津は、会津若松から、坂下町へと向かい更にその先、新潟との間にあります。

目的地になる楢山集落は49号国道から車で25分ほど入ったところにありました。途中、山道と山間の田んぼ道を走るので25分は意外と長く感じます。

実際、何か買い物を、と思っても往復に1時間を考える距離になります。(見知った道ならもっと飛ばせるかな)
運がいいのか悪いのか、今年は雪が積もってません、雪道ならもっと長く感じるのでしょう。
途中、電波の入らない山道があります、経路案内を携帯でやっていたのですが意外と道の交差があり、一度、道を誤ったので、案内が途切れた時は少し心配になりましたが、数分で回復するので心配には及びませんでした。

到着 – 母屋でチェックイン

15:00チェックインとなってますが、事前にお願いして、14:00で了解をいただいておりました。
楢山集落に14:00到着。

会津若松で昼食にするか会津 坂下(ばんげ)で昼食にするか迷いましたが、結局、西会津まで行って遅めの昼食をロータスインでとりました。セルフですがコーヒーが飲めますので、最後にお茶して時間調整できました。会津坂下ではなかなか食事ができません、家からの距離が微妙で、いつも通り過ぎます。

NIPPONIA 楢山集落 母屋
NIPPONIA 楢山集落 母屋

母屋を入った所です。左に少し写ってますが、写真の左にカウンターがあります。
チェックインして鍵とiPodを受け取ります。iPodは連絡用でした。
宿泊施設は3つあり、今回お願いしたのは、「十五夜(MITSUKINO)」です。
蔵の『高陽(KAYA)』、
納屋の母屋側が「聖(HIJIRI)」
その奥が「十五夜(MITSUKINO)」になります。

こちらが詳しいようです守神の山麓に泊まる!西会津「NIPPONIA 楢山集落」
車を納側まで移動させ、荷物を運びます。
食事は普段はケータリングが頼めるようですが、年末ということでケータリングサービスはありません。

自分達で食料や飲料を持ち込みましたので荷物が多くなってます。
「十五夜(MITSUKINO)」は、玄関から入るとホールになっていましたので荷物の運び入れに便利でした。

楢山集落 十五夜 玄関奥から玄関を見る
楢山集落 十五夜 玄関奥から玄関を見る

玄関奥から玄関を見る、左側の襖を開けるとダイニングキッチン

十五夜(MITSUKINO、ミツキノ)宿泊棟

玄関から向かって右側がダイニングキッチンになります。
玄関前ホールとは襖で仕切れます。冬で寒いので、襖は閉めて仕切りました。

楢山集落、十五夜のダイニングキッチン吹き抜け
楢山集落、十五夜のダイニングキッチン吹き抜け

ダイニングキッチンは吹き抜けになっていて、二階のベッドルームと繋がっています。

壁は建てられた当時の柱と土壁です。
キッチンの様子をみます、広くはないけど使いやすい感じです。

楢山集落、十五夜のキッチン
楢山集落、十五夜のキッチン

ほうじ茶、緑茶のパックがあり、コーヒーの粉がコーヒーキャニスターに入ってました。
コーヒーキャニスターを開けると、いい香りがします。挽きたてのようで嬉しくなりました。後で聞いたら、ホントに私達の到着直前に挽いて用意してくださったものでした。コーヒーは挽きたての方が良い香りがしますし美味しいです、こういった心遣いはとても好印象でした。
早速、コーヒーを淹れます。
お湯は据付の電気湯沸かしを使いました。この湯沸かし、細口になっていて、それがウチのドリップポッドより細くていいです(d-stylistの電気ケトルで温度計付き)。タイマーは持参しました。コーヒービーカー、ドリッパーも持ってきたのですが、ハリオのコーヒーサーバーとドリッパーが用意されていたのでそれを使いました。
コーヒーを飲みながら、WiFi設定。息子のiPhoneで設定共有してもらったので、自分は何もしないで済みました、MacのWiFi設定は自分のiPhoneで設定共有したので、あっという間に終わりました。便利。
調味料が見当たりません、つれあいに言って確認してもらいます、早速iPodで連絡。調味料は一通り持ってきてもらうことにしました。

楢山集落、十五夜のお皿、お椀など
楢山集落、十五夜のお皿、お椀など

お皿、お碗、冷蔵庫、炊飯器、オーブンレンジ、一式あります。

こづゆを作らなければなりません、蓋ができるので圧力鍋に材料を切って持ってきました。切ってこなかったわらびと細竹を切って追加、豆ふを水にひたしておきます。
圧力鍋をIHにかけましたが鍋が認識されず、置いてあったストウブの鍋に移して加熱(全部は入らなかったので、入るだけ。おいおい追加します)。IH使うのは初めてです。夜までにできればいいので、のんびりです。

お風呂

お風呂は二階です。

楢山集落、十五夜、2階への階段
楢山集落、十五夜、2階への階段

階段は、まだ真新しい感じがしますが、だんだん風情のある感じになって行くのでしょう。

楢山集落、十五夜、階段を上がる
楢山集落、十五夜、階段を上がる

階段を上がった所、いい雰囲気です。正面が洗面及びお風呂で、左手がベッドルームになります。

楢山集落、十五夜、洗面
楢山集落、十五夜、洗面

洗面台はニガリ桶を使ったもの。十五夜-MITSUKINOを選んだポイントの一つです。

洗面、浴室は斜屋根になっていました。

楢山集落、十五夜、浴室
楢山集落、十五夜、浴室

シャワーでお湯をはります。追い焚きはできないので、温くなったら、シャワーでお湯を追加して下さいとの説明。娘がお湯を準備して、自分が最初に入りました。

お風呂場は明るくて気持ちよく、一人で入るには湯船は広くていい感じです。
が、熱い(おお、娘よ)。熱くて入れないので、水を入れて調整です。
鏡はありません、ウチも鏡はないので気になりませんでしたが、必要な人も居るかもしれませんね。
お風呂に入ってポッカポッカになりました。
次に風呂に入った娘が、ちょうどいい湯加減だったとか。お風呂準備した段階で湯加減見てよ。

夜は長い

まだ夜にもなっていませんけど、Macを触る気もせず、iPhoneも。
思い出したのが、AppleTVを登録すると登録日から一年間無料になるのですが、AppleTVのメリットがわからないでいて登録を保留してました。時間もあるのでアカウントを登録して、登録前と登録後を比べたりしました。
結局AppleTVではなくて、息子のアカウントのU-NEXTで「逃げるは恥だが役に立つ」を見始めます。
あっちこっちで電源を使ったのですが、コンセントがいろいろなところにあって重宝しました。

楢山集落、十五夜、2Fからダイニングテーブル
楢山集落、十五夜、2Fからダイニングテーブル

コンセントが沢山あって重宝しました。ダイニングテーブルは広くてこれだけでも非日常感が味わえます。(ちょっと一般家庭には置けないサイズですから)

飲んだり食べたり

息子とつれあいで、「天明閏号」とか、mitosayaのオー・ド・ビー3種、ビール等を飲む。

天明閏号
天明閏号

天明中取り閏号(うるうごう) その名の通り閏年のみ販売の限定酒。天明(曙酒造-会津坂下町)は独特の優しい味わいでファンも多い日本酒です。こちらが詳しいようです、地酒.com

オー・ド・ビー3種
オー・ド・ビー3種

オー・ド・ビー3種 MITOSAYA

ビール
ビール

ビール、年末年始バージョン

キッチン杏でお願いしたオードブル、スーパーで買ってきた海苔巻き、昨日作った煮しめやポテトサラダを食べます。

キッチン杏、オードブル
キッチン杏、オードブル
煮しめ、家から持ってきました
煮しめ、家から持ってきました
楢山集落、年代ものお椀
楢山集落、年代ものお椀

食器棚にあったおわん。年季の入ったもので、後で聞いたら130年位前のものだとか

こづゆ、年越しそば。

会津 こづゆ
会津 こづゆ

みんな大好き「こづゆ」まあ、年末年始にしか作らないので特別食ですね。寸胴鍋一つ作ってありますので、これを好きなだけおかわりして頂きますが、あっと言う間に無くなっていきます。
「こづゆ」については「こづゆ、ざくざく。福島の汁物、郷土料理」にまとめました、興味がありましたらご覧ください。

年越しそば
年越しそば

乾麺なんですけど下手な生蕎麦より美味しい。娘は生蕎麦と思ったらしい

キッチンがあって冷蔵庫があって便利です。氷を作りました。

寝る

二階にベッドが3つ。ベッドルームに入るには引き戸を開けて入りますが、既存の横柱をそのまま利用しているので、引き戸が低いです、しゃがんで入ります、忍者屋敷のようです。

楢山集落、十五夜、2Fベッドルーム
楢山集落、十五夜、2Fベッドルーム
楢山集落、十五夜、2Fベッドルーム
楢山集落、十五夜、2Fベッドルーム

寝具がふかふか、暖かい。エアコンの近くのベッドだったので、エアコンの音が気になるかと思いましたが、そんな事もなく、あっというまに寝てしまいました。

朝食

昨日のうちに気づけばよかったのですが、オリーブオイルがありません。持ってきてもらいます。
それでハムエッグを焼きました。

楢山集落、十五夜、ダイニングテーブル
楢山集落、十五夜、ダイニングテーブル

ダイニングテーブル。籾殻を入れていた物をテーブルにしつらえ直したものだとか

こづゆがありましたが、用意されたお味噌を食べたかったので味噌汁(大根、ねぎ、わかめ)。
パンはしらすとチーズをのせてオーブンで焼きました。
あとは昨日の残りを。

チェックアウト

なんか、過ぎてしまうと早いものです。お陰様で良い年越しになりました。

気になる蔵の「高陽(KAYA) 」と納屋の「聖(HIJIRI) 」 ですが、帰る前に見せていただくことができました。
高陽(KAYA)は中にも漆喰壁があったり、木の壁だったり、土壁とは全く異なった印象です。
聖(HIJIRI)は十五夜(MITSUKINO)の隣で、建物は同じですが土壁がそのままになってなくて手が入ってるようです。
キッチンダイニングが二階で、十五夜(MITSUKINO)よりは狭いです。自分達で漉いたという和紙がふんだんに使われています。長大で厚い天然木の一枚板がテーブルになっている学習スペースのような部屋が印象的でした。

また、利用したいと思いました。

楢山集落からの景色
楢山集落からの景色

母屋とかを除けば、周りは何にもありません。見えないだけで、道路は近くを走ってます。

場所 住所、地図

〒969-4737 福島県耶麻郡西会津町奥川大字高陽根字百目貫5900

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