福島県立博物館夏の企画展 「あはひのクニ あやかしのクニ」〜ふくしま・東北の妖怪・幽霊・怪異〜

イベント

福島県立博物館は私のお気に入りの場所です。一昨年から年間パスポートが導入され、今年で3枚目を入手し、どの企画展も見逃しません。

2021年7月17日から開催されている夏の企画展は、この季節にぴったりの怖〜い、妖怪、幽霊、怪異がつまっています。

企画展に行く前の準備がひとつ。

スマートフォンをお持ちの方は、裏会津(ナイトタイムまちなか周遊企画)を楽しめる専用アプリのダウンロードをおすすめします。(県立博物館の電波が少々弱いので、事前にダウンロードするのがいいと思います)。博物館の展示をみながら、思いもよらない音が聞こえてきて怖さが倍増します。

ダウンロードしたアプリは県立博物館用の裏会津と、会津若松市内で使える裏会津と2種類あります。博物館用のアプリを起動させて入館してみてくださいませ。それとイヤホン使用がオススメです。

●ダウンロード
【App Store】https://apple.co/2Oycouo
【Google Play】https://bit.ly/3t6dOeO

毎週土曜日は夜間開館となっているので、行ってみました。昼間はなかなかの混み具合のようなので。

夜間といっても夏の陽は長く、まだ青空がみえます。この画像にうつっている人(?)でちょっと不思議なものがみえませんか?

展示は大きく4つのコーナーに分かれていて、

1つは「あはひをつなぐモノ」あちらの世界とこちらの世界を行き来するあはひ(=間)をつないでくれるモノたちが展示されています。

2つめは「となりのあやかし」この世には説明できない出来事があり、あはひを超えてこちらに現れてくる隣人たちをご紹介。たとえば、カッパとか人魚とか。小さいころは人魚といえば、人魚姫。アンデルセンの話からさまざまに映像化された人魚姫はどれもきれい。そういえば、前期のドラマでも人魚がテーマになったものはきれいな女優さんが演じていました。

しかし、ここに出てくる人魚は独特です。異世界からきた感たっぷりです。人魚の肉を食べれば800歳まで生きられて、姿をみれば疫病にかからず無病延命ともいわれていますが、みると正直怖い。食べなくてもいい、、、です。でも疫病にかからずにはあやかりたい。

3つめのテーマは「あはひに落ちる人々」恨みを残して亡くなって幽霊となる人々。鬼婆とかもですね。個人的にはこのテーマの「奥州安達ケ原ひとつ家の図」がもっとも怖かった。この絵の一部は、福島県立博物館の「なじょなVol.7」を飾っているのですが、全体像をみたら怖すぎて。。娘が学校でもらってきて、家の階段に貼っていたのですが、何度貼っても取れて落ちてしまうのであきらめ、いやあきらめてよかった、階段に貼るものではないのだと、現物をみてあらためて思ったのでした。

4つめのテーマは「あやかしのクニ 会津」ここ会津にある怪談や不思議な話をパネルや地図、朗読で紹介するコーナーです。ここのオススメは朗読!声優の石田彰さんによる朗読の怖さ、心地よさ。内容は、前期:7/17-8/15、中期:8/17-9/5、後期:9/7-9/26で変わります。

せっかく年間パスポートがあるので、全部聞きに行こうと思っています!

会津若松県立博物館HPより

声優・石田彰さんの朗読で聞く「会津・若松城下のあやかし話」
夏の企画展開催中、企画展示室内に、会津・若松城下のあやかし話(怪談・奇談)の朗読音声をお楽しみいただけるコーナーを設けます。
お聞きいただくのは、江戸時代に会津藩士がまとめた奇談集『老媼茶話』、
作者不詳ながら不思議な話満載の『会津怪談録』から選りすぐりの19話。
 声の出演は声優の石田彰さんです。
代表作のひとつ『昭和元禄落語心中』で、怪談噺「死神」を得意とした噺家・有楽亭八雲を演じた石田さんの艶やかで妖しい声で聞く会津の怪談。
 企画展「あはひのクニ あやかしのクニ」開催中しか聞けない特別企画です。

このほか、会津若松市内のあちこちで連携事業も予定されています。「宵まち会津」は活弁、怪談、朗読それぞれで楽しめるイベントが予定され、一ヶ月前から予約開始です。カレンダーに入れておかねば。

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