ただみ・モノとくらしのミュージアム 奥会津、只見

旧跡・文化財
ただみ・モノとくらしのミュージアム

ただみ・モノとくらしのミュージアム

まず最初に伝えたい事として、入館無料です。
時間があれば立ち寄りたい。
館長の展示ポリシーとして、展示はシーズン(期間不明)で入れ替えていきたいと話もありましたので、「前に寄ったからもういいや」にはならない様です。
– 閑話休題 -のっけから脱線でした。
あれ、「のっけ」って会津の言葉ではありませんでした、「初め」と言った意味で、岐阜の方言です。Rは各務原(岐阜)の生まれなもんで。
– 閑話休題 -脱線ばかり。

会津只見には国指定重要有形民俗文化財になる「会津只見の生産用具と仕事着コレクション」があります。
「ただみ・モノとくらしのミュージアム」はこれらを収蔵・展示する施設として2022年(令和4年)7月22日(金)に開館されました。
場所は、国道289号線沿い、季の郷 湯ら里(ゆらり)から車で5分ほどの距離のところです。
只見駅からは約25分、通り道にはいいのですが、只見駅を中心に観光するには少し離れています。

外観・正面入り口

ただみ・モノとくらしのミュージアム 外観・正面入り口

国道から見た「ただみ・モノとくらしのミュージアム」の外観・正面入り口
国道沿いにある建物は収蔵庫で、写真左の奥に見える建物が展示館になります。

エントランスホール、事務所

ただみ・モノとくらしのミュージアム 玄関ホール

エントランスホールです。
奥が事務所になっています。
展示場には手前の階段を登っていきます。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 展示場・収蔵庫へのアプローチ階段

展示場へはこの階段を上がっていきます。
今回は行ってませんが、収蔵庫も職員付き添いで見学ができます。
収蔵庫への入り口もこの階段の先になります。

ただみ・モノとくらしのミュージアム パンフレット、他

パンフレットやチラシがあって、只見観光の助けになります。

ただみ・モノとくらしのミュージアム パンフレット、他

「ただみ・モノとくらしのミュージアム」は「写真展 懐かしき東北・美しき東北」の5会場のうちの1つになります。
スタンプラリーをやっていて、右にある箱の中のスタンプを押します。

2Fロビー、みんぐ(民具)ふれあいホール

ただみ・モノとくらしのミュージアム 案内図

施設の案内
階段を上がったところは2Fロビー

ただみ・モノとくらしのミュージアム 2Fホール

階段を上がって右のホール
案内によれば「みんぐ(民具)ふれあいホール」

ただみ・モノとくらしのミュージアム みんぐ(民具)ふれあいホール

みんぐ(民具)ふれあいホールはL字型になっています。

ただみ・モノとくらしのミュージアム みんぐ(民具)ふれあいホール

右側に衣装があって、衣装を羽織ったり着たりして、奥のプロジェクターで映された背景で写真を撮る趣向になっています。
このプロジェクターの色合いが、もう少し、ほんのちょっと調整してもらうと、よりいい写真が撮れると思うのでした。

ギャラリー

ただみ・モノとくらしのミュージアム ギャラリー

展示ホールへの通路は「ギャラリー」になっています。
単なる通路に終わらせない、こういう作りは好きです。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 開館のご挨拶

ギャラリー手前にあったのは「開館のご挨拶」です。
ざっくり要点を2つあげます。
この施設は、博物館法に基づく公立博物館として只見町が設置し、既存の会津只見考古館をリニューアルして展示棟とされました。
使用されていた当時の手入れの状態の再現を試みてクリーニングや補修を行い、「民藝」としても鑑賞できる「観る」民具となっています。

ただみ・モノとくらしのミュージアム ギャラリー

サイズとしてはミニギャラリーなのですが、かえって使い易いのかもしれません。

ただみ・モノとくらしのミュージアム ギャラリー

ギャラリーなので常設展示ではなく、今後、どのような展示がされていくのか楽しみです。

展示ホール

ただみ・モノとくらしのミュージアム 展示ホール

開館の挨拶にもありましたように、刃物は研ぎ澄まされ、よく手入れされた民具の品々。

いろりの間(囲炉裏の間)、交流ホール

ただみ・モノとくらしのミュージアム いろりの間

展示ホールの奥には、写真の「いろりの間」があって、囲炉裏のある生活空間が再現されています。
更に奥は「交流ホール」となっているのですが、この日は記念講演会2「写真と民俗学」が行われており、写真は撮れませんでした。

記念講演会2「写真と民俗学」

ただみ・モノとくらしのミュージアム 記念講演会2「写真と民俗学」

講師は、
ただみ・モノとくらしのミュージアム館長 久野 俊彦さん(右)と、
福島県立博物館、前館長 赤坂 憲雄さん(左)のお二人でした。

開館の挨拶の中にはもう一つ話があって、この「ただみ・モノとくらしのミュージアム」では収蔵庫を「見る収蔵庫」(収蔵展示)として公開していて(先述の職員付き添いで見学できる)、これを赤坂さんはとても評価されていました。

講演会では、民具の聞き取りや写真を提供された方たちも公聴されていて、生の話もいろいろと聞くことができて楽しい時間でした。

窪田遺跡

ただみ・モノとくらしのミュージアム 窪田遺跡

縄文・弥生時代の住居跡で、復元住居が2つありました。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 窪田遺跡

只見は雪深い地です。
冬とかどうしていたのでしょう。
寒すぎる。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 窪田遺跡

竪穴住居の生活
弓矢などで「シカ」や「イノシシ」を狩り、木の実を集め、川でサカナをとっていたようですが。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 窪田遺跡

伊南川(いな川)は確かに近いのだけど、どうしてこの地だったのか。
縄文・弥生時代なんて時代が古過ぎて全く想像できません。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 窪田遺跡

発掘成果の概要
土器や土偶も出てきた。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 窪田遺跡

まだ、「会津只見考古館」のまま。<-どうでもいい話
遺跡跡を残すことはいいことだと思います。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 窪田遺跡

この遺跡からは7棟の住居跡が検出されました。

写真展 懐かしき東北・美しき東北

ただみ・モノとくらしのミュージアム 写真展 懐かしき東北・美しき東北

奥会津の5会場で展示されている「写真展 懐かしき東北・美しき東北」の只見会場です。
展示されているのは写真家 芳賀 日出男。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 写真展 懐かしき東北・美しき東北

展示ホールの一角を使って展示されていました。

ただみ・モノとくらしのミュージアム 写真展 懐かしき東北・美しき東北

各会場にあるボードなのですが、只見川電源流域振興協議会 会長、展示会場 館長、福島県立博物館 館長の3方の挨拶となっています。
この只見会場のこの挨拶ボードを見ていて、「はっ」としたのですが、昭和村のボードは舟木 幸一さんのボードが2枚ある、とぼんやり思っていたのですが、昭和村の写真を見返すと、「村長 舟木 幸一」となっていました。只見川電源流域振興協議会 会長と兼務されていたわけです。早とちりでした。ボンヤリ生きているから。

奥会津の5会場で行われている「写真展 懐かしき東北・美しき東北」は、この「ただみ・モノとくらしのミュージアム」でコンプリートしました。
スタンプを押して、ここでプレゼントの申し込みを行いました。抽選で奥会津ならではのプレゼントが届きます(届くといいな)。

場所、地図

名称:ただみ・モノとくらしのミュージアム
所在地:〒968-0602 福島県南会津郡只見町大倉窪田30

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