2022年12月 六代目 襲名 鰻のえびや

新聞社の記事にもなっていましたが、「えびや」が六代目 襲名です。
この六代目が「えびや」に掛かっているのか「女将」に掛かっているのかは不明です。
普通に考えると「女将」に掛かっていて、女将なり店主が変わるたびに七代目、八代目となるわけです。
その上で、女将が変わってからの数ヶ月、六代目の襲名までに時間がかかったことを不思議に思います。
ものすごく意地悪に言えば、「では、この女将が変わってから六代目襲名までの数ヶ月に提供されていたものはなんだったの?」、と思うわけです。
食材、調理、サービスも含めての飲食店で、客になる人達がその店を話題にする時にどんな話をするのかを意識してもらいたい。
会津を代表する老舗ですから、この先も長く多くの客に愛される店であって欲しいものです。

うなぎは安い食材ではありませんから、より美味しくいただけるに越したことはありません。
2022年6月17日 ホームページ リニューアルオープン
創業明治35年 鰻のえびや
「伍代目」の文字はどこにも無くなっています。
宴会について、グループ予約を入れた方の話です。
「丑の日の前後2日間は、おしながきにある料理のみになります」
「お席の予約は承ります」
「料理の注文も事前に承ります」
という内容でした。
要約すると、「丑の日の前後2日間は、宴会料理は用意しません、宴会の予約は受けてません」
(席のご予約のみはOK)
という事らしいです。
公式サイトでの案内はありませんのでご注意です。
営業に関しては、これからも試行錯誤があるかもしれません。
以下、本記事は、2020年7月の伍代目によるリニューアルオープン時の作成記事になっています。
(2022)5月20日 新聞広告(チラシ)
新聞広告(チラシ)に「鰻のえびや」が入っていました。
詳細は不明ながら、
『更なるご満足いただける「えびや」になるべく、あらたなスタッフを迎え、伝統の味ときめ細やかなサービスにいっそうの磨きをかけてまいります』
(抜粋)といった内容で、「店長 金坂 登己子」名で案内が出ていました。
2020年7月 リニューアルオープン
鰻のえびやは、築百年以上と老朽化した店舗を2020年7月9日にリニューアルオープンしました。お値段もするので敷居は高いのですが、お盆のご馳走にいってきました。
ちなみに築は118年になるという話です。
暖簾には、「伍代目」の文字が、4代目からの代替わりでいろいろな思いが込められてのリニューアルオープンになっています。
にんべんのついた伍代目(五代目)には、
「人の助け、縁、ありがたみに感謝!」
「人(皆様)なくして伍代目成らず!」といった
未来への変わらざる決意と、お店で頂いた口上書にありました。
リノベーションされた建物も必見です。
鰻屋えびや、ではなくて、鰻のえびや。子供にはハードルが高い。
悩みどころいっぱい。月、花、ソースカツ丼、うなカツ丼

写真のようなメニューはありません。これは、メニューの「花」と「ソースカツ丼」です。
うな重のメニューは「月」「雪」「花」「かさね」になっていました。
花 4,500円とソースカツ丼 1,200円を頼んだ息子のものです。
別々に届きましたが、膳に並べました。息子が言うには、かさね 6,500円より安いし量も期待できるからと言う話です。
最初は「雪」3,300円と「ソースカツ丼」にしようとしていましたが、御店主の話で「花」は、鰻が一尾になると聞いて「花」にしてました。
ご飯が辛うじて見えてますが、鰻がみっちりです。

メニューに肝吸いはありません。
肝は数に限りがあるので「肝焼き」をメニューに載せるとどうしても肝吸いはメニューに載せられないと言うことでした。
今回は肝焼きを頼んではいませんが、900円でした。

うなかつ丼(大) 3,000円です。
うな重とソースカツ丼のセットになります。ソースカツはひれでした。ロースの方が肉の味がすると思っていましたが、こちらのヒレカツは肉が味わえる美味しいヒレカツになっていました。
うなぎは柔らかくフワフワで香りも良いです。タレも上品で美味しいです。スーパーの鰻だとこれくらい食べれば十分ですが、これならもっと食べれます。
量が多いかと思いましたが、どちらも味がくどくないので意外とお腹に入っていきました。

月 2,200円です。「雪」と「月」の大きな違いは「雪」は肝吸いになります。
娘は、肝吸いがいらないと言うことで「月」にしました。
鰻のサイズもだんだん大きくなると言うお話です。

白焼き 雪 2,000円です。こちらも、雪、月、花とありました。
白焼きは上品で鰻本来の味が楽しめていいです。

以前の印象では、甘みが強くて鰻の味が希薄と思ってましたが、程よい甘みで美味しくいただけました。

徳利は2合です、会津娘です。
枝豆がつきましたが、この枝豆なら家の方が美味しいです。枝豆は実つきもいいのに、枝豆の風味、味がしませんでした。ちょっと残念でした。
メニュー

今日のデザートは、スイカでした。

メニューはわかり易いです。
つれあいと息子が言うには、なんか前は、もっといっぱいあったけど、何があったのかは覚えていないということです。

リキュール果実酒、日本酒のメニューです。
会津産の北会津ワイン、会津シードル、スノードロップがあります。
スノードロップはヨーグルトのお酒です。口当たりがよく、普段お酒を飲まれない方も美味しく飲まれるのではないかと思います。
今日は、つれあいと息子で会津娘の純米酒を徳利(2号)でいただきました。
会津娘はしっかりした日本酒なので、白焼きやう巻きによく合います。

店内

玄関から入ってみたところ。
築年(118年)の雰囲気を残したリノベーションになっています。

1Fの小上がり。待ちリストには、1F、2F、どちらでも、が選べるようになっていました。
この反対側がテーブル席になっていました。

1Fのテーブル席はこんな感じです。
椅子は重いです、動かせない時はお店の人に動かしてもらおうと思います。
2Fの事を尋ねたら、ご覧になっていって下さいと言ってもらえたので、見てきました。
踊り場から3つ階段があって、2Fに行くようになっています。
なかなか面白い作りです。
2Fの猪苗代の間です。
襖に猪苗代が描かれています。京都府宇治市の絵師福井安紀(さだのり)さんによって描かれた襖絵になります。

猪苗代が描かれた襖の反対側には磐梯山が描かれています。磐梯の間です。
こちらにはお客様がおいでで、ちょっと申し訳なかったです。
八重の間。
どの部屋もエアコン完備で空調はしっかりされてます。
葵の間は八重の間と同じく座敷になっていました。
お客様が帰られた後で、膳がまだ残っていました。お客様がいる時でなくてよかった。
老松の間と天守の間です。ここにもう1組の襖があるようなのですが、外されていました。襖絵が2枚、鶴ヶ城と会津盆地の街並みがあるようで残念でしたが、次の機会に見せていただきたいと思います。欄間も雰囲気があります。
全体に古い柱や造りが生かされています、最近では日本間を見ることもないのでそれだけでも楽しいです。
外観

以前の雰囲気そのままだと思いますが、リニューアル前のお店をそんなにマジマジと見ていたわけではないのでよくわかりません。

暖簾が新しくて良いですね。
五代目で心気一転らしさが伝わります。
2021.02.10 テイクアウトの案内がされていました。
スペシャルテイクアウト・おうちで贅沢お店ご飯
所在地、地図
ハッピー、さくらパーキング利用でP券発行してもらえます。
営業時間:11:00〜14:30 / 17:00〜21:30
定休日:毎週火曜日、第2水曜日
所在地:〒965-0035 福島県会津若松市馬場町1−21 場所:
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