全国で唯一無二 会津柳津町 あわまんじゅう
あわまんじゅう(あわ饅頭)は会津柳津町(やないづまち)の名物です。
会津に住む人なら誰もが知っている饅頭ですが、実は超レアな饅頭でした。
このページを書くために、会津柳津以外でどこで食べられているか調べたら、全国でも珍しい饅頭で、キーワード調査しても関連地域名では「柳津」しか出てきません。
粟饅頭Wikipedia
Wikipediaにも、柳津だけしか紹介されていません。
世の中には「日本三○○」は数あれど、唯一無二であれば「三大あわまんじゅう」なんて出てきません。
会津柳津町が全国で唯一無二の「あわまんじゅう」のある地域なのです。
(柳津町の店が柳津町以外へも出店はされています)
粟(あわ)のプチプチした食感に、餅の粘りを持ち合せた独特の食感が相まり、更にこしあんの甘味が加わって素晴らしく美味しく、気楽に食べられる一品です。
柳津に寄られる事があれば、是非、ご賞味ください
置いておくと固くなりますので、買ってすぐに食べるのが一番美味しいです。
賞味期限は2日ほど、かたくなっている時は、もう一度蒸してから食べると美味しい。
チンして温めるだけでもOK、お土産にも喜ばれます。
会津柳津 あわまんじゅうを作っている店

会津柳津の町内には、あわまんじゅうの和菓子店が4店あって味を競っているということです。
小池菓子舗
いなばや菓子店
はせ川屋
岩井屋
の4店です。
以前は「香月堂」があって5店あった話です。閉店されたようです。
写真は「あわまんじゅう 食べ比べセット」。
町内の4店のあわまんじゅうが揃っていて、食べ比べができます。
バスツアーの一部に只見線に乗る企画があり、只見線の車内販売で買ってます。
道の駅とかで売っているのではないかと思います。
会津柳津名物 あわまんじゅうの歴史

1818年(文政元年)柳津で大火が発生し、「日本三大虚空蔵尊」の一つに数えられる福満虚空蔵尊円蔵寺の堂塔伽藍や門前の集落が焼けてしまいました。当時の住職である喝岩和尚は幕府や会津藩と掛け合い復興に取り組み、1829年(文政12年)円蔵寺本堂を再建しました。その際に喝岩和尚が「もう二度とこのような災難に[あわ]ないように」との願いを込めて、当時、多く生産されていた粟(あわ)を使った饅頭を奉納することを思い立ち、門前の菓子職人に作らせたのが始まりと伝えられております。その後、これを食べれば災難にあわないとの縁起担ぎから、広く愛され食べられるようになりました。
小池菓子舗の案内板より
銘菓 or 名物
最初は、銘菓として案内してました。
名に由来があって由緒ある菓子を「銘菓」と呼ぶならば、まさしく「銘菓」と呼ぶに相応しい菓子だと思ったのですが、「銘菓」では、どうも上品すぎます。
「あわまんじゅう」は誰もが「うめぇ、うめぇ」と言って食べるのが似合っていて、幅広く愛されている事を思って、「名物」に案内を改めました。
「粟饅頭」or「あわ饅頭」or 「あわまんじゅう」
会津柳津では、「あわまんじゅう」が一般表記のようです。
Wikipediaでは「粟饅頭」。一般的にも「あわ饅頭」の案内も多いですが、本稿では「あわまんじゅう」にします。
クチナシで黄色の饅頭に
「あわまんじゅう」は、粟の実をイメージした黄色です。クチナシで黄色に染められた生地を使います。
小池菓子舗 リニューアル店舗、外観

すっかり新しくなって、今風の店になっていました。
小池菓子舗は創業も古く、福満虚空蔵尊 圓蔵寺(円蔵寺)の仁王門へ向かう道すがらに立ち寄った方も多いと思います。
柳津の町内には、あわ饅頭の和菓子店が5店あってその一つになります。

疫病終息祈願と赤べこについて
会津の赤べこは、会津柳津 福満虚空蔵尊 圓蔵寺の本堂を再建するとき、難工事を助けた赤い牛に由来しています。
小池菓子舗 店内

飲食コーナーもありました。

スイーツも扱うようになってました。

遅かったのか、スイーツはあまり残ってはいませんでしたが、フルーツプリン350円。

抹茶ロールケーキ 200円

こちらは「あわぜんざい」食べたことはありませんが、美味しそう。

いろいろと置かれています。
娘のお土産を買いました。

右にある黄色い饅頭が一般的な「あわまんじゅう」です。

店内は会計待ちで列ができていました。

「圓蔵寺御用達」の立派な看板、歴史あり、です。
小池菓子舗 場所、地図、サイト
名称:柳津まんじゅう本舗 小池菓子舗 所在地:〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津岩坂町甲206岩井屋 お約束の「あわまんじゅう」
会津柳津(やないづ)に寄ったので、最後はお約束の柳津の名物「あわまんじゅう」を買って帰りました。
第1回Nゲージまつり
すずや食堂 本場の柳津ソースカツ丼
福満虚空蔵尊圓蔵寺 へお参りしてきました

黄色い饅頭が「あわまんじゅう」です。あんをアワの実ともち米で包んだまんじゅうで、黄色いアワのプチプチした食感が美味しいです。

柳津 あわまんじゅう 岩井屋
岩井屋さんは、お昼をいただいた「すずや食堂」さんと福満虚空蔵尊圓蔵寺の表門、観光案内所の近辺にあり、車を置いたまま(移動せずに)立ち寄りやすかったので利用しました。
岩井屋、場所、地図、サイト
名称:岩井屋菓子店所在地:〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津寺家町甲147
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